2005年03月30日

初めて語る

オヤジが子供の頃右目を失明し、それ以来義眼であることは、あまり知られていない。何故ならそのことを自ら口にすることは滅多に無いからだ。しかし、今日は珍しく公の場でオヤジがそのことについて語った。

オヤジ「僕は昔は気が強かったんですよ。でもね、子供の頃気が強くて
    ケンカばかりしとったものだから、ケンカがもとで失明しましてね。
    その後、遠近感がとれなくなってしまいまして、キャッチボールを
    してもボールが取れなくなったんですよ。それが原因でよくからかわれ
    ましてね、一転気が弱くなりましたよ。でも、そういった体験を通じて、
    僕は相手が嫌がることは絶対に言わないようになった。
    気をつければ直せることであれば言いますけれども、注意しても
    直しようがないことは絶対に言わない。」

これは紛れも無い事実だ。理不尽に怒鳴られたことは一度も無い。それどころか常に周りを気遣っている。心の痛みを知っているからこそ、他人を思い遣れるのだろう。

一見、仏頂面で気配りなんか出来ないように見えるけどね…、
そのギャップが、またイイんだわ!

オヤジ「でもね、気が弱くなった僕を父親が『それじゃダメだ。』ってね。
    僕に柔道を習わせようと、町道場に通わせたんですよ。
    それがきっかけで、それから10年間毎日柔道をしましてね。
    僕は小柄だけど、やっぱり『継続は力なり』で、毎日練習を
    繰り返しているとね、段々強くなりましたよ。大学をでる時には4段。
    その後、名誉で6段まで昇段しました。チャンドラというアメリカの
    作家の言葉で『男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ
    生きる資格が無い。』というものがありますけれども、それが僕の
    人生のモットーなんです。」

時には『ヤマタフ』と言われるオヤジ。その気力・体力は学生時代の柔道によって培われたらしい。そして、タフだけではない。確かにチャンドラの言葉を実践している。

タフで優しい男って…、ちょっとカッコつけ過ぎじゃない???
posted by ひしょ at 19:29| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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